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弁護士は正義の味方ではない
2021年07月11日 (日) | 編集 |
母の(兄による預金使い込み)事件がほぼ終わったので、
思ったことをつらつらと書いています。

老人ホームに入った後も、浪費癖が治らなかった母。
私たちの数字を使った具体的な説得にも応じず、
ついに兄の使い込み事件の時お世話になった弁護士に
自由にお金を使いたいと独自に相談をしました。

その弁護士は、母に自由にお金を使わせるように提案。
しかし、それを許してもしお金が無くなってしまったら、
結局、親族であり老人ホームの保証人である私達も
あわせて母の新住居をどうするかで困ることになります。

お金の使い方に関する話し合いは平行線をたどり、
ついに弁護士(と母)は調停を起こしました。

私達夫婦は兄夫婦の様に使い込み等してませんから、
調停でも話し合いは相変わらず平行線。
&メイン男性調停員のベテラン弁護士も、私達に同情的。
母に、「元々父死亡時の相続で考えて、お嬢さんの取り分を
素直に贈与して、残金をご自分で好きに使ったらどうですか」
と提案してくれたそうです。
(↑これは母自身が怒りながら私に話した内容です(苦笑))
また、案件内容的にも審判まではいかない内容との事でした。

一年以上経っても全然解決しないので、母もだんだんと疲れ、
私に直接話し合いを始める始末(本当はいけない事なのですが)。

そこまでいっても、母側の弁護士が一向に折れないので、
裁判所のような遠い所に出かけても意味がないと判断して、
もういいです、と私たちの判断で調停を打ち切りました。

その母付きの弁護士が、「法的には、母がお金を使い過ぎて
全てを無くす権利もある」といい出した時にはびっくりしました。
歳を取って判断力が鈍り、その人が結果的に不幸になるのも
また権利だ、と言い出すような人と話しても無駄だと感じました。

後から思えば、この調停が母の死期を早めたと思います。

弁護士は正義の味方ではありません!
依頼人の<要求のみ>に対しての味方です。
よく、テレビの犯罪事件等で犯罪者を弁護する弁護士が
明らかに無理な理屈を述べていたりしますが、
客観的におかしくても、弁護する内容のみに忠実なのです。
そしてそれが客観的におかしな主張であれば、
無駄に費用と時間と労力だけが掛かってしまいます。

兄の使い込み事件の様に明らかに悪いことなら別ですが、
何でも弁護士に頼めば良いというものではありません。
解決できそうな=頼むべき内容かどうかを
よくよく考えてから頼まなければ逆効果
です。

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