
9月12日(土)まで、新宿のSOMPO美術館で、
「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり
コローから印象派へ」が開催されています。
フランス北東部・シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、
コロー作品を多く所蔵し、19世紀の風景画が充実しています。
ランス美術館自体は2023年にかけて改装工事の真っ最中で、
その間、主な作品達は海外へと貸し出されています。
コロナ禍で日本到着が少し遅れはしましたが、
フランスから70点以上の素敵な作品がやってきました♪
ランス美術館選りすぐりの名品達が集まり、
19世紀のフランス風景画が時代を追って展示されていて、
フランス近代風景画の展開がたどれる構成となっています。
まず出迎えてくれるのが、19世紀前半の風景画です。
第1章「コローと19世紀風景画の先駆者たち」には、
特にコローの作品が多く展示されています。
実に16作品ものコロー絵画の秀作が並んでおり、
改めて、コロー作品の収集に優れている事がわかります。
第2章は、「バルビゾン派」の作品が並びます。
物語性を排し、客観的・写実的な風景を描いたのが
バルビゾン派の特徴です。
ドービニーの作品もあり、コロー・モネへの影響が伺えます。
第3章「画家=版画家の誕生」は、秀作版画が並びます。
バルビゾン派とコローのエッチング作品が主となります。
19世紀になると、絵画の複製版画を画家自身が手がけ始め、
それが風景画の普及と発展に役立ったのだそうです。
他章に比べると一見地味で目立たない感じですが、
じっくり見てみると、その巧みさ・写実性に引き込まれます。
第4章は「ウジェーヌ・ブーダン」で、ブーダンの作品群です。
コローが<空の王者>と称したブーダン。
空・海・船を多く描いた、味のある素敵な作品が多いです。
他に牛を描いた絵画もありました。
第5章は「印象派の展開」で、ルノワール・モネ・シスレー等、
所謂印象派らしい有名画家の作品達が並びます。
19世紀の後半から、印象派の画家達は明るい色彩となり、
大胆な筆遣いで風景画を描くようになりました。
☆展覧会構成
第1章:コローと19世紀風景画の先駆者たち
第2章:バルビゾン派
第3章:画家=版画家の誕生
第4章:ウジェーヌ・ブーダン
第5章:印象派の展開
収蔵品コーナー
ゴーギャンのアリスカンの並木路、アルル
ゴッホのひまわり
コローとブーダンの秀作が堪能出来るだけでなく、
最初は歴史画の背景だった風景が主題となる過程がわかる、
満足度が高い展覧会です。
風景画や印象派ファンの方はもちろん、
美術ファン・海外旅行が好きな方にもお勧めの展覧会です。
なお、2階にあるミュージアムショップも充実しています。
出展作品等の絵画ポストカードが豊富に揃っています。
また、シックで使いやすそうなマグネット・クロス・バッグ等、
美術展グッズが多数展示されていました。
※本記事内2枚目以下の写真は、
美術館より特別に写真撮影許可をいただきました。
*****************************
💛美術展情報
☆ ランス美術館コレクション
風景画のはじまり コローから印象派へ
会期:2021年6月25日(金)~9月12日(日)
(休館日:月曜日 ただし8月9日は開館)
開館時間:午前10時-午後6時 (※入館は午後5時30分まで)
会場:新宿・SOMPO美術館
美術館URL:https://www.sjnk-museum.org/
※この展覧会は日時指定予約優先です。
詳しくは美術館のサイトをご覧ください。
長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり
コローから印象派へ」が開催されています。
フランス北東部・シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、
コロー作品を多く所蔵し、19世紀の風景画が充実しています。
ランス美術館自体は2023年にかけて改装工事の真っ最中で、
その間、主な作品達は海外へと貸し出されています。
コロナ禍で日本到着が少し遅れはしましたが、
フランスから70点以上の素敵な作品がやってきました♪
ランス美術館選りすぐりの名品達が集まり、
19世紀のフランス風景画が時代を追って展示されていて、
フランス近代風景画の展開がたどれる構成となっています。
まず出迎えてくれるのが、19世紀前半の風景画です。
第1章「コローと19世紀風景画の先駆者たち」には、
特にコローの作品が多く展示されています。
実に16作品ものコロー絵画の秀作が並んでおり、
改めて、コロー作品の収集に優れている事がわかります。
第2章は、「バルビゾン派」の作品が並びます。
物語性を排し、客観的・写実的な風景を描いたのが
バルビゾン派の特徴です。
ドービニーの作品もあり、コロー・モネへの影響が伺えます。
第3章「画家=版画家の誕生」は、秀作版画が並びます。
バルビゾン派とコローのエッチング作品が主となります。
19世紀になると、絵画の複製版画を画家自身が手がけ始め、
それが風景画の普及と発展に役立ったのだそうです。
他章に比べると一見地味で目立たない感じですが、
じっくり見てみると、その巧みさ・写実性に引き込まれます。
第4章は「ウジェーヌ・ブーダン」で、ブーダンの作品群です。
コローが<空の王者>と称したブーダン。
空・海・船を多く描いた、味のある素敵な作品が多いです。
他に牛を描いた絵画もありました。
第5章は「印象派の展開」で、ルノワール・モネ・シスレー等、
所謂印象派らしい有名画家の作品達が並びます。
19世紀の後半から、印象派の画家達は明るい色彩となり、
大胆な筆遣いで風景画を描くようになりました。
☆展覧会構成
第1章:コローと19世紀風景画の先駆者たち
第2章:バルビゾン派
第3章:画家=版画家の誕生
第4章:ウジェーヌ・ブーダン
第5章:印象派の展開
収蔵品コーナー
ゴーギャンのアリスカンの並木路、アルル
ゴッホのひまわり
コローとブーダンの秀作が堪能出来るだけでなく、
最初は歴史画の背景だった風景が主題となる過程がわかる、
満足度が高い展覧会です。
風景画や印象派ファンの方はもちろん、
美術ファン・海外旅行が好きな方にもお勧めの展覧会です。
なお、2階にあるミュージアムショップも充実しています。
出展作品等の絵画ポストカードが豊富に揃っています。
また、シックで使いやすそうなマグネット・クロス・バッグ等、
美術展グッズが多数展示されていました。
※本記事内2枚目以下の写真は、
美術館より特別に写真撮影許可をいただきました。
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💛美術展情報
☆ ランス美術館コレクション
風景画のはじまり コローから印象派へ
会期:2021年6月25日(金)~9月12日(日)
(休館日:月曜日 ただし8月9日は開館)
開館時間:午前10時-午後6時 (※入館は午後5時30分まで)
会場:新宿・SOMPO美術館
美術館URL:https://www.sjnk-museum.org/
※この展覧会は日時指定予約優先です。
詳しくは美術館のサイトをご覧ください。
長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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