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ドービニー展 @損保ジャパン日本興亜美術館
2019年04月21日 (日) | 編集 |
昨日・20日(土)から新宿の損保ジャパン日本興亜美術館で、
シャルル=フランソワ・ドービニー展」が開催されています。



ドービニーは19世紀フランスを代表する風景画家で、
一般的にはバルビゾン派に位置づけられています。
しかし、バルビゾンにあまり滞在していなかったこともあり、
バルビゾン派の中心的画家ではありません。

むしろ、印象派に大きな影響を与えた印象派の先駆者です。
ゴッホが敬愛し、モネが愛した水辺の画家。
そんなドービニーの国内初の本格的な展覧会が今展です。



ドービニーは写実主義の画家としてのリアルさが
多くの人に受け入れられ、サロンで活躍した画家です。
そのため、同じような作風の作品が多くあります。
購入してくれる人が多い作品を多数手がけたのでしょう。

この展覧会では、初期から晩年までのドービニーの作品60点、
そしてカミーユ・コロー、ギュスターブ・クールベ、オノレ・
ドーミエ、更に息子・カールの作品合わせて20点が展示されてます。
計約100点にも及ぶ作品数があり、なかなかの見応えです。

同世代画家・コローの絵画から始まり、バルビゾン派画家の絵画、
そして水辺の画家としての名声を確立した河畔作品へと続きます。



外の光の中で自然を描いた、水辺での作品は流石に見事です。
ドービニーはボッタン号という船で移動しながら
絵画を描いたりもしたそうで、旅する画家という別名もあります。



また、ドービニーは版画制作にも意欲的でした。
写真がなかったこの当時、版画は宣伝・広告代わりでした。
あのゴッホも、版画を通じてドービニー作品に接したそうです。



※本記事内2枚目以下の写真は、
 美術館より特別に写真撮影許可をいただきました。


展示室を出た所にあるミュージアムショップには、
ポストカードや額絵が多数ありました。
これらを見て、確かに素敵な作品揃いであると同時に、
品があって飽きが来ない作品ばかりだと気づき、
改めてドービニーがサロンで支持された理由を感じました。



貴方もぜひ、新緑の季節にピッタリのこの展覧会で、
落ち着いた絵画にゆったりと癒されてみてはいかがでしょう。

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💛美術展情報

☆シャルル=フランソワ・ドービニー展
  バルビゾン派から印象派への架け橋

会期:2019年4月20日(土)~6月30日(日)
会場:新宿・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
美術館URL:https://www.sjnk-museum.org/



長文を最後まで読んで頂き、有難うございました♪

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